シンポジウム概要

開催日: 2023年7月13日(木)
開催場所: 大阪大学大学院情報科学研究科B棟B101講義室、Zoom Webinar(ハイブリッド開催)

所在地: 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-5
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参加対象: IT連携フォーラムOACIS 会員、OACISへの入会を検討する企業・団体の方、
本学学生・教員、大学院情報科学研究科への進学を希望する学生、
その他の参加希望者
主催: IT連携フォーラムOACIS
共催: 大阪大学大学院情報科学研究科
参加費: 無料
参加申込:
第44回シンポジウムは終了しました。 シンポジウム報告書をこちらからご覧になれます

シンポジウムプログラム

 総会
12:15〜12:45
令和5年度 OACIS総会
【シンポジウム】
量子計算×古典計算
13:00〜16:45
13:00〜13:05
主催者挨拶(テーマ趣旨説明)
13:05~13:55
講演Ⅰ:量子コンピュータの最新動向

量子コンピュータは現在のコンピュータとは異なる次元の性能を有することが理論的に示されており、主要国は国家戦略としてこれに投資し、巨大IT企業を中心に開発競争も熾烈を極めている。本講演ではIBMの取り組みを中心に、ハードウェア、ソフトウェア、アプリケーションの3つの観点から最新動向を紹介し、急速に進展しつつある本分野の将来を展望してみたい。

小野寺 民也 氏
日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 副所長
13:55~14:45
講演Ⅱ:量子アニーリングや関連技術の研究動向と今後の展開

組合せ最適化問題に対する高効率解法専用機として期待されている量子アニーリング等イジングマシンの研究開発は活発に進められている。本講演では、これらのハードウェア、ソフトウェア、アプリケーションの研究開発状況について概観する。また、私自身が取り組んできたアプリケーション例についても紹介する。また、将来展望についても述べる。

田中 宗 氏
慶応義塾大学 理工学部 物理情報工学科 准教授
14:45〜15:00
休憩
15:00~15:50
講演Ⅲ:誤り耐性量子計算機の設計と開発

計算機を高速化する技術として量子計算が近年注目を集めている。本講演では量子計算の特に開発と実装に関する取り組みに焦点を当て、量子計算機に期待される応用、実用的な規模の問題を解く量子計算機を構築する上での技術的な課題、そして課題を解決するための現在の取り組みについて紹介する。

鈴木 泰成 氏
日本電信電話株式会社 コンピュータ&データサイエンス研究所 准特別研究員
15:50~16:40
講演Ⅳ:古典的アプローチによる量子計算への貢献の取り組み

本講演では、古典計算の高速化に携わってきた立場から量子計算にどのような貢献ができるのかをまとめ、取り組みとして量子アルゴリズムを開発するための量子回路シミュレータの高速化や分子ハミルトニアン測定の高速化について紹介する。

伊野 文彦 氏
大阪大学 大学院情報科学研究科 教授
16:40〜16:45
閉会のあいさつ