開催概要
- 開催日:2024年7月16日(火)
- 会場:阪大学中之島センター 10F佐治敬三メモリアルホール,Zoom Webinar (ハイブリッド開催)
- 参加対象:IT連携フォーラムOACIS会員、入会希望会社・団体、本学学生、大学院情報科学研究科への進学を希望する学生、その他の参加希望者
- 参加者数:44名
令和6年度 OACIS総会 (13:20〜13:50)
令和6年度OACIS総会が開催された。まず、幹事の山口教授より、 総会への参加社数は17社(議長委任17社を含む)であり、総会成立が確認された後、以下が付議され、了承された。
第一号報告(令和5年度活動報告)
第44回シンポジウム(参加者数73名)、第45回シンポジウム(参加者数163名)、技術座談会3回(第72回〜第74回)、Annual Report 2023-2024の刊行、会員数などが報告された。
第二号報告(令和5年度決算・監査報告)
当期収入2,760,048円、前年度繰越金4,760,462円に対して、当期支出2,100,256円の活動を実施し、次年度繰越金が5,420,254円であることが報告された。監事の株式会社日本総合研究所 岡本 雅照 氏による監査を基に支出が適切に処理されていることが報告された。
第一号議案(メンバーの変更)
アドバイザリーボードメンバー、ステアリングコミッティーメンバー、監事の変更が提案され、了承された。
第二号議案(令和6年度活動計画および収支予算)
実効的な会員サービスに向け、令和6年度は、従来からのシンポジウムを継続するとともに、平成25年より開始したシンポジウム併設の企業展示と技術座談会をさらに発展させ、実質的な産学連携推進の環境を整える計画であることが報告された。また、当期収入3,00,048円、当期支出3,736,000円としてWebページ改修費を計上した予算案が提案され、了承された。
第46回OACISシンポジウム (14:00〜17:45)
シンポジウムでは、「空からの情報科学」をテーマに、下記の4件の講演が行われました。
講演1「NewSpaceにおける宇宙機の設計製造品質保証と基礎研究への期待」
講演者:森岡 澄夫 氏(インターステラテクノロジズ株式会社 シニアフェロー)
講演2「NewSpaceにおける宇宙通信セキュリティ」
講演者:吉田 真紀 氏(国立研究開発法人 情報通信研究機構 主任研究員)
講演3「衛星データ利用の発展と最新動向」
講演者:亀井 雅敏 氏(一般財団法人リモート・センシング技術センター 対外協力室 兼 ソリューション事業部 参事)
講演4「空飛ぶ基地局HAPSの実現に向けた取り組み」
講演者:湧川 隆次 氏(ソフトバンク株式会社 先端技術研究所 所長)
アンケート結果
回収されたアンケートは23件でした。
設問:本シンポジウムをどのようにしてお知りになりましたか
IT関連フォーラムOACISからの案内 | 10 |
大阪商工会議所からの案内 | 1 |
IT関連フォーラムOACISのWebページ | 1 |
その他 | 12 |
設問:今回の参加目的は
「空からの情報科学」についての情報収集 | 14 |
講演のテーマや講演者への関心 | 9 |
大阪大学の取り組みへの関心 | 3 |
その他 | 1 |
設問:本シンポジウムにご参加された全体的な印象は
大変役に立った | 13 |
役に立った | 8 |
普通 | 1 |
役に立たなかった | 0 |
全く役に立たなかった | 0 |
アンケートの中から意見をいくつかご紹介します
- 産学連携を十二分に活用された取り組み事例だった。
- 宇宙といいますと、衛星やロケットの打ち上げという大がかりなイメージがありましたが、民間企業による「New Space」の傾向が進行して、非常に身近なものであると意識を改めることができました。
- ロケット、衛星通信、データ利用サービス、HAPSと幅広く勉強できてよかったと思います。
- 新しい切り口での最先端の情報科学技術の進展の紹介が新鮮でした。ニュースではロケットの打ち上げの成否ばかりが話題になりますが、ロケット打ち上げ後の衛星の機能や商業面での価値についての実担当者からの解説は、大変貴重で有意義でした。
- 新しいテーマで非常に有意義でした.
- 抽象的な話が多かったので、もう少し具体的な話が増えればもっと役に立つと思います。