第28回OACISシンポジウム
「IoT/M2M ネットワークサービスのインパクト - サービス展開と基礎を支える無線通信デバイス技術 -」実施報告
- 開催日:平成27年7月10日(金)
- 会場:大阪大学中之島センター
- 参加対象:IT連携フォーラムOACIS 会員及び入会希望会社・団体、その他参加希望者
- 参加者数:68名
平成27年度OACIS総会
まず、平成27年度OACIS総会が開催された。総会への参加社数は19社(委任8社を含む)であった。 OACISチェアマンの井上情報科学研究科長より、総会成立の確認の後、以下が付議され、了承された。
- 第一号報告(平成26年度活動報告)
第26回シンポジウム(参加者数:100名)、第27回シンポジウム(参加者数:305名)、技術座談会3回、Annual Report 2014〜2015の刊行などが報告され、了承された。
- 第二号報告(平成26年度決算・監査報告)
当期収入3,040,812円に対して、当期支出3,410,485円の活動を実施した。次年度繰越金は3,099,094円となった。監事の日本電気株式会社 江村克己氏より監査の代理人として委任された同社 金井順子氏より支出が適切に処理されていることが報告され、了承された。
- 第一号議案(アドバイザリーボードメンバー、ステアリング・コミティーメンバー等の変更)
アドバイザリーボードメンバー3名の変更、ステアリング・コミティーメンバー4名の変更、OACISチェアマン1名の変更が提案され了承された。
- 第二号議案(平成27年度活動計画および収支予算)
会員サービス強化に向け、シンポジウムを継続するとともに、昨年度より開始したシンポジウム併設の企業展示と技術座談会を発展させ、実質的な産学連携推進の環境を整える計画であることが報告され、了承された。また、当期収入3,280,000円、当期支出3,165,000円とする予算案が提案され、了承された。
第28回OACISシンポジウム第1部 (13:00〜17:05)
第1部では、OACISチェアマンの井上情報科学研究科長によるOACIS紹介の後、「ビッグデータ利活用技術の最前線と今後の展開」をテーマに、下記4件の講演とパネル討論が行われました。
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IoT/M2Mの将来像とデバイス技術 -トリリオンセンサユニバースに向けた並列分散アーキテクチャ-
講演者:筑波大学 システム情報系情報工学域 教授 西川 博昭 氏
概要:本講演ではIoT/M2Mを支えるデバイス技術としてトリリオンセンサユニバースに向けた並列分散アーキテクチャが紹介されました。
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IoT/M2Mの情報ネットワークサービスへのインパクト
講演者:日本マイクロソフト株式会社 技術顧問 加治佐 俊一 氏
概要:
本講演では、マイクロソフトのIoTに関する研究開発の方向性とその取組に関して紹介されました。
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IoT/M2Mを支える5G移動体通信技術
講演者:KDDI株式会社 技術統括本部技術開発本部 松永 彰氏
概要:本講演では、5G時代の環境想定とミッション、および5G技術への取り組みが紹介され、今後の展望について述べられました。
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IoT/M2Mを支える最新無線通信技術
講演者:関西大学 システム理工学部 教授 四方 博之
概要:本講演では、IoT/M2Mを支える最新無線通信システムの現状と課題について紹介し、今後の研究開発への期待について述べられました。
- IoT/M2Mサービス実現への課題
パネリスト:西川 博昭 氏、加治佐 俊一 氏、松永 彰 氏、四方 博之 氏
概要:このパネル討論会では、本シンポジウムの講師4名により、産学それぞれのIoT/M2Mサービス実現への取り組みと課題、その違いについて討論されました。
第28回OACISシンポジウム第2部 (17:05〜19:00)
第2部の自由討論会では、OACISチェアマンの井上情報科学研究科長の挨拶の後、活発な議論がそれぞれの参加者の間で交わされました。
アンケート結果
回収されたアンケートは9でした。
設問:本シンポジウムをどのようにしてお知りになりましたか |
IT関連フォーラムOACISからの案内 | 7 |
IT関連フォーラムOACISのホームページ | 1 |
その他 | 1(社内世話役からの連絡) |
未回答 | 0 |
設問:今回の参加目的は |
「IoT/M2Mネットワークサービスのインパクト」についての情報収集 | 4 |
講演のテーマや講演者への関心 | 3 |
大阪大学の取り組みへの関心 | 2 |
その他 | 1(総会に出席ため) |
未回答 | 0 |
重複回答 | 1 |
設問:本シンポジウムにご参加された全体的な印象は |
大変役に立った | 2 |
役に立った | 6 |
普通 | 1 |
役に立たなかった | 0 |
全く役に立たなかった | 0 |
未回答 | 0 |
アンケートの中から自由意見を以下に示します。
- IoT、M2Mに対する方向性、問題点がよくわかった。
- 分析機器のデータ処理を行うPC/SWアプリを開発する立場からは、Microsoft様のご講演は興味深かったが、他は少し壁が高い。
- IoTビジネスモデル構築に悩んでいる様を聞くことができ、よかった。