第25回OACISシンポジウム
「大学と産業界におけるICT研究開発の最前線」実施報告
- 開催日:平成25年11月29日(金)
- 会場:大阪大学 コンベンションセンター 会議室1、MOホール
- 参加対象:IT連携フォーラムOACIS 会員及び入会希望会社・団体、その他参加希望者
- 参加者数:145名
第25回OACISシンポジウム第1部 (13:00〜17:00)
第1部では、OACISチェアマンの井上情報科学研究科長によるOACIS紹介とテーマ趣旨説明の後、「大学と産業界におけるICT研究開発の最前線」をテーマに、企業と大学から下記2件の講演が行われました。その後、企業展示「企業におけるICT研究と求める人材」およびポスター発表「大学におけるICT研究報告」が行われました。
- 社会的課題を解決するためのグローバルな研究開発と、それを担うイノベーション人材
講演者:日本電気株式会社 執行役員 中央研究所担当 江村 克己 氏
概要: 現代の社会課題を解決するための研究開発は、これまでのような研究→開発→製品化→マーケティングというリニアモデルでは解決出来なくなってきています。深い洞察力が求められる課題解決型の研究開発のあり方や、これからの研究開発は支えるイノベーション人材について、事例を交えながら紹介されました。
- グローバルイノベーション人材育成の潮流と実践型協働育成の取り組み
講演者:大阪大学 産学連携本部 教授 兼松 泰男 氏
概要:大阪大学協働育成型イノベーション創出リーダー養成事業における産学連携による人材育成の取り組みやグローバルイノベーション人材育成の潮流について紹介されました。
- 企業展示「企業におけるICT研究と求める人材」
出展者:日本電信電話株式会社(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、 株式会社NTTファシリティーズ、沖電気工業株式会社、クマリフト株式会社、 シャープ株式会社、株式会社大和コンピューター、西日本電信電話株式会社、 日本オラクル株式会社、日本電気株式会社、古野電気株式会社(以上、10社)
- ポスター発表「大学におけるICT研究報告」
発表者:情報科学研究科M1, D2学生、ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラム1年次学生(25件、28名)
第25回OACISシンポジウム第2部 (17:30〜19:00)
第2部の自由討論会では、OACISステアリング・コミティーメンバーの大田幸由様(西日本電信電話株式会社)の挨拶の後、活発な議論がそれぞれの参加者の間で交わされました。
アンケート結果
回収されたアンケートは16でした。
今回の参加目的は |
「大学と産業界におけるICT研究開発」についての情報収集 | 9 |
講演テーマや講演者への関心 | 3 |
大阪大学の取り組みへの関心(ポスター発表含む) | 10 |
その他 | 2 |
シンポジウムにご参加された全体的な印象は |
大変役に立った | 3 |
役に立った | 10 |
普通 | 3 |
役に立たなかった | 0 |
全く役に立たなかった | 0 |
アンケートの中から自由意見を以下に示します。
- 自分が今研究している事の意義を再確認するいい機会を得る事ができました
- 大学と企業の関係の進む道がより明るく見えるようになった
- インターンシップに対して企業側からしか見ていなかった事に気付かされた
- 企業展示で大学の学生と交流の機会を設けるのは大変良かったと思います
- 実際に企業の方とお話出来,就職の相談をする事も出来たので良かったです