IT連携フォーラム OACIS

IT連携フォーラムOACIS
第22回シンポジウムプログラム
「金融工学と情報通信技術」

シンポジウム概要

開催日:平成24年7月6日(金)
開催場所:大阪大学中之島センター
(第1部:10階 佐治敬三メモリアルホール、第2部:9階 交流サロン)
〒530-0005
大阪府大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/index.php
参加対象:OACIS会員
OACISへの入会を検討する企業・団体の方
その他の参加希望者(ただし席数に限りがあります)
主催:IT連携フォーラムOACIS
共催:大阪大学大学院情報科学研究科
協催:一般社団法人日本能率協会
参加費:無料
参加申込書:会員企業用 参加申込書(XLS版PDF版
会員外用 参加申込書(XLS版PDF版
上記の参加申込書に必要事項を ご記入の上、7月2日(月) 17:00までにメール (registration_symposium22) ないしはFAX (06-4797-2051) で返送願います。
※第22回シンポジウムは終了しました。シンポジウム報告書をこちらからご覧になれます

シンポジウムプログラム

13:00〜
13:30
平成24年度 OACIS総会
【シンポジウム 第1部 】
金融工学と情報通信技術
13:30〜
14:15
講演T「金融工学とは何か」

大阪大学 金融・保険教育研究センター
大西 匡光 氏
14:15〜
15:15
講演U「金融リスク管理におけるIT技術の活用」

日本銀行 金融研究所
内田 善彦 氏
15:15〜
15:40
休憩
15:40〜
16:25
講演V「金融市場分野におけるITトレンド」

みずほ情報総研 金融技術開発部
眞柄 智宏 氏
16:25〜
17:10
講演W「ファイナンス研究と連動したWebサービスの可能性」

中央大学 大学院国際会計研究科
石島 博 氏
【シンポジウム 第2部】
自由討論会
17:10〜
19:00
自由討論会

講演概要

情報通信技術に携わる実務家、研究者、学生に対して、金融工学とは如何なるものかについて簡単に説明した上で、その情報通信技術(IT)との関わりについて概観する。また、アルゴリズム取引など最近の新しい動向についても紹介する。

講演T「金融工学とは何か」

大阪大学 金融・保険教育研究センター 大西 匡光 氏

金融工学、あるいは数理・計量ファイナンスという学問分野が、何を対象とし、また何処を目指すのかを、ITとの関連を意識しつつ、解説する。また、金融工学の歴史を大急ぎで振り返り、その発展にとりわけ際立つインパクトを与えた諸成果を、できる限り前提を要しないように工夫をして、紹介する。

講演U「金融リスク管理におけるIT技術の活用」

日本銀行 金融研究所 内田 善彦 氏

金融機関にとって、金融リスク管理(資産・負債の価値変動を適切に制御しつつ、収益機会を高めること)は経営上の最重要課題の一つであり、その巧拙は当該金融機関の経営継続性を左右し得る。このため、現在では金融機関における情報投資の大きな柱の1つが金融リスク管理関連分野向けとなっている。本講演では、金融リスク管理におけるIT技術の活用の現状について、主として銀行・証券会社を念頭に概観する。

講演V「金融市場分野におけるITトレンド」

みずほ情報総研 金融技術開発部 眞柄 智宏 氏

金融市場取引は、コンピュータの発展に伴い、規模の拡大・高度化されてきた経緯がある。金融市場分野のシステムには、どのようなものがあるか、ITトレンドの変化とあわせて解説し、最近のIT技術適用事例について紹介する。

講演W「ファイナンス研究と連動したWebサービスの可能性」

中央大学 大学院国際会計研究科 石島 博 氏

ファイナンス研究の成果に基づいたWebサービスを通じて、例えば、「経済状況を読みながらどのような資産に配分して投資をすればよいか、ターゲット企業の理論価値はどれくらいあるのか、地図上に表示されているこの不動産の価格はいくらか」といったファイナンスにおける課題に対する1つの答えを社会に還元したいと考えている。本講演では、その現在進行形の取り組みについて紹介する。