2012年度後期OACIS情報科学講座
「情報ネットワーク、ソフトウェアの最新技術展望」 実施報告書
IT連携フォーラムOACIS及び都市活力研究所主催による2012年度後期OACIS情報科学講座を開講しました。本講座は情報科学分野の基礎から最新にわたる知識を与えることを目的とし、前期と後期の2コースで構成されます。今回は後期コースで、情報ネットワーク技術およびソフトウェア技術をテーマとして、その最新技術について講義を行いました。
実施の概要は以下の通りです。
- 主催者)IT連携フォーラムOACIS、都市活力研究所
- 開講場所)中之島センター(4階講義室406)
- 対象者)専門家、幹部向け
- 参加者数)38名
- 講義内容・開講日)
- 「モバイルネットワークサービス概論」 (開講日:2012/12/7、講師:大阪大学教授 中野 博隆)
- 「モバイルネットワークとアプリケーション」 (開講日:2012/12/7、講師:大阪大学准教授 山口 弘純)
- 「新世代ネットワーク」 (開講日:2012/12/14、講師:大阪大学教授 村田 正幸)
- 「次世代ネットワークNGNの課題と展望」 (開講日:2012/12/14、講師:大阪大学教授 村上 孝三)
- 「ソフトウェア工学概要」 (開講日:2012/12/21、講師:奈良先端科学技術大学院大学教授 松本 健一)
- 「ソフトウェアメトリクスの活用」 (開講日:2012/12/21、講師:大阪大学教授 楠本 真二)
- 「コードクローン検出技術とその応用」 (開講日:2013/1/11、講師:大阪大学助教 肥後 芳樹)
- 「プログラムの動的解析」 (開講日:2013/1/11、講師:大阪大学助教 石尾 隆)
- 「ソフトウェアプロセスのモデリングとそれに基づく管理手法」 (開講日:2013/1/18、講師:奈良先端科学技術大学院大学教授 飯田 元)
- 「プロジェクト計測とリポジトリマイニング」 (開講日:2013/1/18、講師:奈良先端科学技術大学院大学准教授 門田 暁人)
アンケート結果
多くのご意見ありがとうございました。後期及び次回前期の実施に向けていただいた意見を反映していきたいと思います。評価アンケートは5段階で行い、自由記述意見も収集しました。以下に、主な項目を示します。なお、全て無記名式としました。以下の結果は全講義合計です。
設問:講義内容は興味が持てましたか? |
1 (持てなかった) | 0 |
2 | 1 |
3 | 18 |
4 | 33 |
5 (持てた) | 28 |
設問:講義内容は分かりやすかったですか? |
1 (分かり難い) | 0 |
2 | 3 |
3 | 19 |
4 | 26 |
5 (分かりやすい) | 32 |
設問:講義内容の難易度はいかがでしたか? |
1 (低い) | 0 |
2 | 3 |
3 | 41 |
4 | 25 |
5 (高い) | 11 |
設問:プレゼンテーションは適当でしたか? |
1 (不適当) | 0 |
2 | 1 |
3 | 22 |
4 | 24 |
5 (適当) | 33 |
以下は、追加して欲しい講義内容に関する自由記述です。
- セキュリティ関連の講義を追加してほしい。
- 次世代ネットワーク技術(SDN等)を深堀りした内容が聞きたい。
- Open Flow SDNを詳細に聞きたい、利点など。
- 後期はもっと研究を含めた話を聞きたかった。
- ICTのアプリケーションについての概説。医療・介護・交通・防災等。
- 組み込みソフトウェア技術
- NWセキュリティとウィルス/ワーム/ボットの攻防
- 1限目の後半の話が詳しい方がよかった。
- ICTの各種産業分野への新たな適用例等を概観してほしい。
以下はご意見(自由記述)です。
- カラーでしかわからない資料はカラー印刷して頂けると資料として見やすかった。
- 最新の研究内容が入っているのは良かった。そのウエイトがもう少し多くても良いと思った。
- 長年携わってきた技術だったので懐かしく思った。有意義でした。
- 少し寒かった。
- 講義の初めの導入部分の説明時間を減らして、最新の動向の説明を多くしていただきたいです。
- この講座の技術が全体の中でどのような位置付けか、どのくらい重要なのか、他の講座との関係など説明があるとわかりやすい。
- 1限目 CCFinderが著作権侵害の訴訟に使われたお話がおもしろかったです。
- 足元がいつも寒いです。
- 原発事故、B787等の失敗事例と原因分析等も知見があれば教示して欲しい。
- どの先生もスライドが豊富すぎて時間が足らなくなっていました。もう少し減らしたらどうでしょうか。
- プロジェクト計測とポジトリマイニングの話は非常に興味が持てた。
- 技術とその応用例(使用例)という形で、何にどう使えるか、その価値を含めて呈示してもらえると有難い。
- 「プロジェクト計測とポジトリマイニング」例題があり、非常にわかりやすかった。