2011年度後期OACIS情報科学講座のご案内
(「情報ネットワーク、ソフトウェアの最新技術展望」の受講募集)
OACIS会員各位
下記の通り、2011年度後期OACIS情報科学講座の受講の募集をします。
会員の皆様におかれましては、計画的な情報・教育活動の一環として本講座をご利用頂ければ幸いです。多くの参加をお待ちしています。
なお、本案内はOACIS会員企業の方を対象としたものです。
OACIS会員企業以外の方の受講に関しましては、別途、都市活力研究所から案内がありますので、そちらをご参照ください。
※2011年度後期OACIS情報科学講座は終了しました。
こちらから報告書をご覧になれます。
2011年度後期OACIS情報科学講座受講者募集のお知らせ
- 実施趣旨)
- ネットワーク技術、ソフトウェア技術に携わっている方を対象に、最新技術を解説します。技術展望を得たい方、この分野の知識を深めたい方に適します。
- 対象者)
- ネットワーク技術、ソフトウェア技術に関する技術展望を得たい方、この分野の知識を深めたい方(最大40人程度)
- 日程)
- 2011/10/28(金) 13:30〜16:50 ネットワーク技術編
2011/11/11(金) 13:30〜16:50 ネットワーク技術編
2011/11/18(金) 13:30〜16:50 ソフトウェア工学編
2011/11/25(金) 13:30〜16:50 ソフトウェア工学編
2011/12/2(金) 13:30〜16:50 ソフトウェア工学編
2011/12/9(金) 13:30〜16:50 ソフトウェア工学編
2011/12/16(金) 9:00〜12:00 ソフトウェア工学編 (この日のみ午前中です。ご注意ください。)
- 13:30の開始時刻までに集合してください。全講義を受けるようお勧めしますが、ご都合による選択受講も可能です。途中、15:00〜15:20はコーヒーブレークです。コミュニケーションの場として活用ください。
- 開講場所)
- 受講資格)
- どなたでも受講できる有料講義ですが、OACIS会員企業の方はOACISが会費を負担します。会社毎の参加人数に制限はありません。なお、OACIS会員企業以外の方は、別途、都市活力研究所から案内がありますので、そちらから申し込みください。
- 申込先)
- 件名(OACIS講座受講希望)に、会社名、受講者名、連絡先、受講予定日(選択受講の場合)を添えて、大阪大学サイバーメディアセンター大西(下記)まで申込み下さい。追って受講票を返送します。
(Email: mari, Tel: 06-6850-6867, Fax: 06-6850-6868)
- 申込締め切り)
- 2011年10月25日(火)
先着順に受付け、定員になり次第、締め切らせていただきます。
- 主催)
- 主催:IT連携フォーラムOACIS、公益財団法人都市活力研究所
- 「ネットワーク技術編」 スケジュール)
- (0) 10/28 13:30 中之島センター5階多目的スペース4
- 井上 克郎 大阪大学大学院情報科学研究科 研究科長より挨拶
- (1) 10/28 13:30〜15:00 中之島センター5階多目的スペース4
- テーマ: モバイルネットワークサービス概論
- 講師: 中野 博隆(大阪大学大学院情報科学研究科 教授)
- 内容: 携帯電話網は第3世代から、第3.5世代、3.9世代へと発展しつつある。端末としてのスマートフォンも人気を集めている。このように多様化するネットワークと端末の現状を踏まえながら、インフラとしての携帯電話網の将来について展望する。
- (2) 10/28 15:20〜16:50 中之島センター5階多目的スペース4
- テーマ: モバイルネットワーク技術
- 講師: 山口 弘純 (大阪大学大学院情報科学研究科 准教授)
- 内容: 近未来のユビキタスネットワーク社会では、都市空間に様々なセンサーが埋め込まれ、無線通信機能を利用した防災支援システムや高度道路交通(ITS)システムが構築されようとしている。本講座では、これらのモバイルネットワークサービスの概要とその実現に必要な車車間通信・アドホック通信の仕組みを紹介する。
- (3) 11/11 13:30〜15:00 中之島センター7階第3講義室
- テーマ:次世代ネットワークNGNの現状と展望
- 講師: 村上 孝三 (大阪大学大学院情報科学研究科 教授)
- 内容: 固定・移動電話網の融合に加えて、IPネットワークを統合することにより、高信頼で安全性の高い情報通信ネットワークの実現を目指す次世代ネットワークNGN(Next Generation Network)の構築が始まっている。本講座では、NGNの基本アーキテクチャとキー技術、国際標準化動向と実用化状況、導入への課題等NGNの現状を解説するとともに今後を展望する。
- (4) 11/11 15:20〜16:50 中之島センター7階第3講義室
- テーマ: 新世代ネットワーク
- 講師: 村田 正幸 (大阪大学大学院情報科学研究科 教授)
- 内容: インターネットが社会インフラになるに従って、その問題点も明らかになりつつある。本講義では、ポストインターネットとして取り組まれている新世代ネットワークについて、その構想、技術開発状況、諸外国の動向などについて解説する。
- 「ソフトウェア工学編」 スケジュール)
- (1) 11/18 13:30〜16:50 中之島センター7階第3講義室
- テーマ: コードクローンを対象としたリファクタリングに関する研究動向
- 講師: 吉田 則裕(奈良先端科学技術大学院大学 助教)、肥後 芳樹(大阪大学 助教)
- 内容: コードクローンとは、ソースコード中に存在する互いに一致、もしくは類似したコード片を指す。コードクローンを取り除く方法の1つとして,リファクタリングが挙げられる.本講義では,コードクローンを対象としたリファクタリングに関する研究の動向を紹介する.
- キーワード: コードクローン、除去、リファクタリング、パターン
- (2) 11/25 13:30〜16:50 中之島センター7階第3講義室
- テーマ: ソフトウェアメトリクスの活用
- 講師: 楠本 真二(大阪大学 教授)、肥後 芳樹(大阪大学 助教)
- 内容: ソフトウェア開発における計測の重要性,そのための道具としてのメトリクスについての基本を紹介する.また,メトリクスを利用したソフトウェア開発プロセスの評価事例を紹介する.
- キーワード: メトリクス計測、ツール、評価、フィードバック
- (3) 12/2 13:30〜16:50 中之島センター7階第3講義室
- テーマ: プログラムの動的解析
- 講師: 石尾 隆(大阪大学 助教)
- 内容: 動的解析とは,プログラムの実行時情報を収集し,その実際の振舞いや性能を解析するための技術である.本講義では,ソースコードに対する解析手法との対比によって動的解析の有効性と適用可能な問題の範囲を示し,プログラム理解や統計的デバッギングなどの適用事例を紹介する.また,プログラミング言語 Java における動的解析を題材として,解析手法の構築に用いることのできる既存ソフトウェアや,その使用における留意点を解説する.
- キーワード: プログラム実行、ログ、コーリングシーケンス、デバッグ
- (4) 12/9 13:30〜16:50 中之島センター7階第3講義室
- テーマ: ソフトウェアプロセスのモデリングとそれに基づく管理手法
- 講師: 飯田 元(奈良先端科学技術大学院大学 教授)、伏田 享平(奈良先端科学技術大学院大学 助教)
- 内容: ソフトウェア開発プロセスのモデリング(ソフトウェア開発に関する諸作業の実施に関する約束事等を明示的に記述すること)は,プロセス実行中の定量的なプロジェクト管理や,CMMI等に代表される定性的プロセス評価の枠組みにとって重要である.本講義ではソフトウェアプロセスに関する最新の研究動向を踏まえつつ,ソフトウェアプロセスのモデリングと,プロジェクト管理やプロセス改善への応用について解説する.また,ライフサイクルプロセスやプロセスの評価・改善に関連する主要な標準規格や参照モデルについても紹介する.
- キーワード: 定量的プロジェクト管理、可視化、プロセス管理
- (5) 12/16 9:00〜12:00 中之島センター7階第3講義室
- テーマ: プロジェクト計測とリポジトリマイニング
- 講師: 松本 健一(奈良先端科学技術大学院大学 教授)、門田 暁人(奈良先端科学技術大学院大学 准教授)
- 内容: 本講義では,ソフトウェアの生産性や品質の向上を定量的,かつ,実践的に行うための基盤技術の一つとして,ソフトウェア開発プロジェクトの特性や開発作業状況を表す定量データ(ソフトウェア開発データ)を計測,蓄積し,開発支援に利用するための枠組み,手法,ツールなどについて,具体例を交えて概説する.
- キーワード: データ収集、定量的分析、評価手法
- 本件問合先)
- OACIS幹事 中野 (nakano, Tel: 06-6850-6860, Fax: 06-6850-6868)