IT連携フォーラムOACIS
第六回技術座談会開催のご案内
「ゲームとアルゴリズム」
技術座談会は、OACISの活動の一つで、特定のテーマについて議論するもので、月に1回程度開催します。大学側からは1ないし2研究室の研究内容を紹介し、大学と企業の連携について自由な議論をする場です。より議論を深めるため、小規模の参加者で行います。
第六回は、「ゲームとアルゴリズム」を紹介いたします。数学の分野ですが、企業戦略や経済活動の分析などに役立つ理論です。即役立つという分けではないですが、各種の応用に発展性がある話です。ふるってご出席のほど、よろしく御願い申し上げます。
講師: 大阪大学 大学院情報科学研究科情報基礎数学専攻 教授 川中 宣明
同 上 助教授 山根 宏之
内容: 「ゲームとアルゴリズム」
von Neumann が創始したゲーム理論は、主として経済学などで利用されています。プリンストン大学で von Neumann の後継者となったコンウェイは、「後手に必勝戦略がある」ことを「ゲームの均衡」の定義として採用することにより、全く新しい「ゲーム理論」の研究に着手しました。
この理論は囲碁やチェスなど現実 のゲーム(の終盤)の解析に使われる他に、情報理論で重要な「誤り訂正符号」 とも関係しています。
これらの概要について紹介した後、講演者の最近の成果に ついてお話します。講演者は、「アルゴリズム=1人ゲーム」と考え、「2人 ゲーム」をアルゴリズム(特に、非決定性または確率的アルゴリズム)のヴァリ エーションと捉えています。
この考え方で、数学的に美しい性質をもつ 「確率アルゴリズム」や「ゲーム」を数多く構成することができます。「誤り訂 正符号」への応用など、今後の可能性についても触れたいと思います。
目次: (i)ふたつのゲーム理論 (ii)「つりあい」のとれたゲーム
(iii)誤り訂正符号とゲーム (iv)ゲームと確率的アルゴリズム
開催日時:平成15年4月23日(水) 技術座談会 15:00〜17:00
懇親会 17:00〜18:00
個別の議論の場として簡単な懇親会を開催しますので、これへのご参加もよろしく御願いします。
場 所 :日本能率協会 セミナー室
(〒541-0052 大阪市中央区安土町2−3−13大阪国際ビル28階)
(http://www.jma.or.jp/zenkoku/osakaf.html)
参加対象:IT連携フォーラムOACIS(http://www.oacis.jp/) 会員企業・団体に属する方
**なお会場の都合上、参加は先着順30名とさせて頂きます。
申し込み方法:下記の内容をメールでregistration_zadankaiに送付する。
本件問い合わせ先:山根 宏之(yamane)
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第六回技術座談会(「ゲームとアルゴリズム」)
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