IT連携フォーラムOACIS

第35回技術座談会開催のご案内
「SoC 時代の組み込みプロセッサ設計手法」


 技術座談会は、OACISの活動の一つで、特定のテーマについて議論するもので、月に1回程度開催します。大学側からは1ないし2研究室の研究内容を紹介し、大学と企業の連携について自由な議論をする場です。より議論を深めるため、小規模の参加者で行います。
 第35回技術座談会は、「SoC時代の組み込みプロセッサ設計手法」をテーマに開催いたします。
 VLSIの集積度の向上により、複雑な電子システムを一つのVLSI上に構築するSoC(System on a Chip)の実装が可能になりました。 SoCを用いることにより、これまで実現不可能だったさまざまな新しい応用が実現可能になります。 私どもの研究室では、SoCを設計するために必要不可欠なシステムレベル設計手法に関する研究を進めてまいりました。
 特に今回は、SoCの中で中心的な役割を果たしている命令セットプロセッサ(組み込みプロセッサ)の設計技術、および組込みプロセッサやハードウェアIPを用いてSoCを設計するための設計手法を中心に紹介します。 SoC時代の組み込みプロセッサ設計手法について、下記に興味のある方の御出席をお願いいたします。
  1. 独自の命令セットプロセッサを開発したい。
  2. システムレベル仕様からのSoC開発の基礎技術について知りたい。
  3. システムレベル仕様記述の基礎技術について知りたい。
  4. VLSI設計、設計手法での研究開発、ビジネスを展開したい。
  5. 大学で研究し、博士号を取得したい (させたい) 方

講師: 大阪大学大学院情報科学研究科 情報システム工学専攻 教授 今井 正治

准教授 武内 良典
(http://www-ise1.ist.osaka-u.ac.jp/index.html)

内容: SoC時代の組み込みプロセッサ設計手法

 VLSIの高集積化により、VLSIの設計時間は飛躍的に増加しています。
 また、一つのVLSIに集積可能なトランジスタ数の増加により、実現可能なシステムは一層複雑化しており、 従来の設計方法では効率よく高性能、低消費電力、低ハードウェアコストといった 設計目標を満たす設計を行うことが難しくなってきています。私たちの研究室では、 与えられた設計品質指標を設計制約と考え、SoCの最適化設計を行うための設計 手法についての研究を進めてきました。
 我々が提案している設計手法を利用することで、SoCの膨大な設計工数を削減することを目指しています。
 最近のSoCは、複数のプロセッサを用いて設計されることが多く、いかにプロセッサを設計し, これらのIPをどのように活用するかが、SoCを設計する場合の鍵となります。 今回の座談会では、具体的に以下のような研究内容について紹介します。
  • 特定応用分野向けプロセッサ(ASIP)設計支援ツール:
    特定応用分野向けプロセッサ(ASIP)を設計するための設計支援ツール(ASIPMeister)をご紹介します。
  • データ流量解析を利用したアーキテクチャ最適化手法:
    設計対象の電子システム内のデータの流れを解析して、SoC上のアーキテクチャ(IPや使用するバス構成)の最適化を行うツール(Architecture Explorer)をご紹介します。
 座談会では上記の話題に限らず,カスタムプロセッサ開発、VLSI設計、設計技術周辺で困っている問題やその解決について大学側として何ができるかについて,皆様と議論をしたいと考えています.
開催 日時: 平成19年9月13日(木)
座談会 15:00〜17:00
懇親会 17:00〜18:00
個別の議論の場として簡単な懇親会を開催しますので、お気軽にご参加下さい。
場所:  座談会:大阪商工会議所 4階 401号会議室
 懇親会:大阪商工会議所 4階 401号会議室
 (http://www.osaka.cci.or.jp/Shoukai/Map_Tel/shozaichi.html)
 (〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番8号)
参加対象: IT連携フォーラムOACIS(http://www.oacis.jp/)会員企業・団体に属する方および参加希 望企業の方。
 
  
**なお会場の都合上、参加は先着順30名とさせて頂きま す。

申し込み方法:
    下記の内容をメールでregistration_zadankai35にご送付ください。

内容に関する問い合わせ先:
    大阪大学 大学院情報科学研究科 情報システム工学専攻 坂主 圭史(sakanusi

-----------第35回技術座談会申し込み様式------------------------
第35回 技術座談会
「SoC時代のシステムレベル設計手法」

氏名:
会社名:
所属:
住所:
メールアドレス:
電話番号:

参加目的:下記のどれかに○をつけてください(複数可)

( ) 独自の命令セットプロセッサを開発したい。
( ) システムレベル仕様からのSoC開発の基礎技術について知りたい。
( ) システムレベル仕様記述の基礎技術について知りたい。
( ) VLSI設計、設計手法での研究開発、ビジネスを展開したい。
( ) 大学で研究し、博士号をとりたい(とらせたい)。
( ) その他 (                           )

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