IT連携フォーラムOACIS

第三回技術座談会の開催のご案内

「情報セキュリティ:プロトコルの設計、安全性検証について」

 

 技術座談会は、OACISの活動の一つで、特定のテーマについて議論するもので、月に1回程度開催します。大学側からは1ないし2研究室の研究内容を紹介し、大学と企業の連携について自由な議論をする場です。より議論を深めるため、小規模の参加者で行ないます。

 第三回は情報セキュリティの分野で研究を進めている藤原研の研究を紹介します。セキュアなプロトコルの設計や安全性検証について下記のようなことに興味のある方の御出席をお願いいたします。

 

1.                     情報セキュリティの基盤技術や応用について知りたい。

2.                     暗号を利用して安全性を確保したサービスの実現について知りたい。

3.                     情報セキュリティに関する共同研究を模索したい。

4.                     大学で研究し博士号をとりたい(とらせたい)。

 
講 師 :大阪大学大学院情報科学研究科マルチメディア工学専攻 教授  藤原 融
http://www-infosec.ist.osaka-u.ac.jp/
 

内 容 : 「情報セキュリティ:プロトコルの設計、安全性検証について」
今やセキュリティ技術なくして、ネットワーク上で何もできなくなりつつあります。しかし、暗号を使えばそれで大丈夫という訳でもありません。我々の研究グループでは情報セキュリティに関する基盤研究を中心に活動しています。今回は、暗号や認証技術等の基礎技術について簡単に説明した後、本研究グループで行っている以下の2つの研究について紹介します。

l        安全なサービスを実現するプロトコルの設計: 暗号技術を単に組み合わせるだけでは、安全なサービスを実現するプロトコルはできません。まず、誰をどこまで信頼するかを明確にし、セキュリティや効率に関する要求を決定し、次にプロトコルを設計することになります。特にセキュリティに関する要求分析が不十分だと、できあがったプロトコルが安全ではなくなってしまいます。まず、このことを理解いただくために、安全ではない具体的な事例(暗号化鍵配送)を紹介します。その上で、コンテンツ配信サービスを例として、本研究グループで行った設計や評価について紹介します。

l        プロトコルの安全性検証: 暗号を利用して何らかのサービスを行うプロトコルを設計したとしても、それが安全であることを保証できなければ、ユーザの皆さんに納得して使ってもらえません。もちろん、どのような攻撃に対しても安全であることを示すことはできませんが、攻撃をかなり一般的にとらえ、それに対する安全性を定義し、それに基づき安全性を検証する技術を研究しています。安全性検証技術に関して、本研究グループで考案した安全性の枠組みや成果を紹介します。

 

開催日時:平成14年12月6日(金) 座談会 10:00〜12:00
                                      昼食会 12:00〜13:00
  個別の議論の場として簡単な昼食会を開催しますので、これへのご参加もよろしく御願いします。
場 所 :日本能率協会 セミナー室http://www.jma.or.jp/zenkoku/osakaf.html

       541-0052 大阪市中央区安土町2−3−13大阪国際ビル28階

参加対象:IT連携フォーラムOACIS(http://www.oacis.jp/) 会員企業・団体に属する方および参加希望企業の方
**なお会場の都合上、参加は先着順30名とさせて頂きます。

申し込み方法:下記の内容をメールでregistration_zadankaiに送付する。
本件問い合わせ先:大阪大学大学院情報科学研究科マルチメディア工学専攻 石原靖哲
              (ishihara
----------------第三回技術座談会申し込み様式-------------------------------
第三回技術座談会情報セキュリティ:プロトコルの設計、安全性検証について
氏名:
会社名:
所属:
メールアドレス:
電話番号:
参加目的:下記のどれかに○をつけてください(複数可)。該当しない場合は( )内に記述して下さい。

1.情報セキュリティの基盤技術や応用について知りたい。

2.暗号を利用して安全性を確保したサービスの実現について知りたい。

3.情報セキュリティに関する共同研究を模索したい。

4.大学で研究し博士号をとりたい(とらせたい)。

(参加目的:                                  )
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