IT連携フォーラムOACIS

第29回技術座談会開催のご案内
「スキル・ノウハウのモデリング−暗黙知を意思決定支援に利用する」


 技術座談会は、OACISの活動の一つで、特定のテーマについて議論するもので、2ヶ月に1回程度開催します。 大学側からは1ないし2研究室の研究内容を紹介し、大学と企業の連携について自由な議論をする場です。より議論を深めるため、小規模な参加者で行います。
 第29回技術座談会は、「スキル・ノウハウのモデリング−暗黙知を意思決定支 援に利用する」をテーマに開催いたします。
技能やノウハウの効率的な継承や形式化を目的として、暗黙知を工学的に扱う ための手法が求められ、このような立場から、進化計算による複数の評価基準 のもとでの意思決定を支援する試みや、人の感覚よる評価を取り入れた設計法 が展開されています。
一方で、生物に学ぶアルゴリズムの一種である進化計算が様々な実世界の問題 に対して、適用されるようになっています。
また、多目的最適化問題における パレート解を単一の試行で求める多目的進化計算や、解の候補の良し悪しを人 が評価する対話型進化計算が注目されています。
今回の座談会では、このような解法とその応用に関する最近の動向を当研究室 の研究内容を交じえてご紹介します。
下記のような方々にご出席頂ければ幸いです。
  1. メタヒューリスティックや進化計算について、概要を知りたい方
  2. 意思決定、技能継承、機械学習に興味のある方
  3. 大学で研究し、博士号を取得したい (させたい) 方

講師: 大阪大学大学院情報科学研究科 情報数理学専攻 教授 森田 浩

助手 畠中利治
(http://www-ips.ist.osaka-u.ac.jp/)

内容: スキル・ノウハウのモデリング−暗黙知を意思決定支援に利用する

 技能やノウハウのように必ずしも言葉などで明確に表現できない知識は、暗黙知 と呼ばれ、人のさまざまな活動で大切な役割を担っています。
このような暗黙知 を反映した設計や最適化を行うためのアプローチの一つに、遺伝的アルゴリズム における解の候補に対する評価を人が行う対話型進化計算があります。
また、設 計や戦略の立案においては、一つの基準ではなく多様な基準のもとでの意思決定 が求められ、このような多目的の意思決定をサポートするソルバーとして、多目 的進化計算の研究が進められています。
今回の座談会では、このような問題の解法とその応用に関する最近の動向を 当研究室の研究内容を交じえてご紹介します。講演内容は、下記の通りです。
  • 対話型進化計算の概要と応用
  • 多目的進化計算の概要と応用
  •  
  • 運動動作のモデル化への適用

開催 日時: 平成18年11月22日(水)
座談会 15:00〜17:00
懇親会 17:00〜18:00
個別の議論の場として懇親会を開催しますので,こちらへのご参加もよろしくお願いします.
場所:  座談会:大阪商工会議所 5階502号 会議室
 交流会:大阪商工会議所 5階501号 会議室
 (http://www.osaka.cci.or.jp/Shoukai/Map_Tel/shozaichi.html)
 (〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番8号)
参加対象: IT連携フォーラムOACIS(http://www.oacis.jp/)会員企業・団体に属する方および参加希 望企業の方.
 
  
**なお会場の都合上,参加は先着順30名とさせて頂きま す.

申し込み方法:
    下記の内容をメールでregistration_zadankai29にご送付ください.

内容に関する問い合わせ先:
    大阪大学 大学院情報科学研究科 情報システム工学専攻 畠中 利治(hatanaka

-----------第29回技術座談会申し込み様式------------------------
第29回 技術座談会
「スキル・ノウハウのモデリング−暗黙知を意思決定支援に利用する」

氏名 :
会社名:
所属 :
住所 :
メールアドレス:
電話番号   :

参加目的:下記のどれかに○をつけてください(複数可)

( ) 暗黙知を利用した意思決定支援について、概要を知りたい
( ) スキルやノウハウのモデリングに関する研究動向を知りたい
( ) 対話型進化計算などの進化計算について、概要を知りたい
( ) 大学で研究し、博士号を取得したい (させたい)
( ) その他 (                           )

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