第20回技術座談会は，「SoC時代のシステムレベル設計手法」をテーマに開催いたします． VLSIの集積度の向上により，複雑なシステムを一つのVLSI上に構築するSoC(System on a Chip)が可能となりつつあります． IT技術は，SoC技術により実現されたVLSIを使用することで，これまで不可能だった応用までをも可能としています． 私どもの研究室では，SoC時代のためのシステムレベル設計手法に関する研究を進めてまいりました． 特に今回は，SoCの中で複数個搭載されることになるであろう命令セットプロセッサ をカスタム設計するための技術，SoCを設計するためのシステムレベルからの設計手法の紹介を中心に行います． SoC時代のシステムレベル設計技術について，下記に興味のある方の御出席をお願いいたします．
- 独自の命令セットプロセッサを開発したい．
- システムレベル仕様からのSoC開発の基礎技術について知りたい．
- システムレベル仕様記述の基礎技術について知りたい．
- VLSI設計，設計手法での研究開発，ビジネスを展開したい．
- 大学で研究し，博士号をとりたい（とらせたい）．
| (http://www-ise1.ist.osaka-u.ac.jp/index.html) | |||
| 「SoC時代のシステムレベル設計手法」 | |
| VLSIの高集積化により，VLSIの設計時間は飛躍的に増加しています．
また，一つのVLSIに集積可能なトランジスタ数の増加により，実現可能なシステムは一層複雑化しており，従来の設計方法では効率よく高性能，低消費電力，低ハードウェアコストといった設計指標を満たす設計を行うことが難しくなってきています．
私たちの研究室では，与えられた設計指標を制約と考え，SoCを設計最適化するための設計手法についての研究を進めてきました．
研究している設計手法を利用することで，膨大な工数のSoC設計を削減することを目指しています。
SoCは，多くのIP（専用ハードウェア）を用いて設計されることが多く，これらのIPをどのように活用するかが，SoCを設計する場合の鍵となります．
また，プログラム可能性から，一つのVLSI上で複数の命令セットプロセッサを使用するケースも増加してきており，カスタム命令を有するプロセッサ設計への要求が高まっています．
今回の座談会では，具体的に以下のような研究内容について紹介します． 座談会では上記の話題に限らず，カスタムプロセッサ開発，VLSI設計，設計技術周辺で困っている問題やその解決について大学側として何ができるかについて，皆様と議論をしたいと考えています． |
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| 開催日時： | 平成17年9月26日（月） 座談会 15:00〜17:00 懇親会 17:00〜18:00 個別の議論の場として簡単な懇親会を開催しますので，こちらへのご参加もよろしく御願いします． |
| 場所： | 大阪商工会議所 4階402号 会議室（http://www.osaka.cci.or.jp/Shoukai/Map_Tel/shozaichi.html） （〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番8号） |
| ＩＴ連携フォーラムＯＡＣＩＳ（http://www.oacis.jp/）会員企業・団体に属する方および参加希望企業の方． |
**なお会場の都合上，参加は先着順30名とさせて頂きます．
申し込み方法：
下記の内容をメールでregistration_zadankai
に送付する．内容に関する問い合わせ先：
大阪大学 大学院情報科学研究科 情報システム工学専攻 坂主 圭史（sakanusi
）