IT連携フォーラムOACIS

第17回技術座談会開催のご案内
「ソフトウェアプロジェクトマネジメント技術」


 技術座談会は、OACISの活動の一つで、特定のテーマについて議論するもので、2ヶ月に1回程度開催します。 大学側からは1ないし2研究室の研究内容を紹介し、大学と企業の連携について自由な議論をする場です。 より議論を深めるため、小規模の参加者で行います。
 第17回技術座談会は、「ソフトウェアプロジェクトマネジメント技術」をテーマに開催いたします。 先般、独立行政法人情報処理推進機構が「ソフトウェア・エンジニアリング・センター(http://www.ipa.go.jp/software/sec/index.php)」を設立し,複数の協力企業のソフトウェア開発から得られるデータの大規模な調査・分析を行うことを発表しています.ソフトウェア開発プロジェクトにおいてデータの収集まではしているが,その活用に至っていないという現状を打破する試みとして注目されています. 私どもの研究室でも,過去10年間に渡りソフトウェア開発プロジェクトの管理・改善という問題に対処すべく,企業との間で様々な共同研究を進めてきました.特に今回は,その中でも最新の研究事例「ソフトウェア開発プロジェクトのリスク予測」の紹介を中心に行います. ソフトウェアプロジェクトマネジメント技術について、下記に興味のある方の御出席をお願いいたします。
  1. プロジェクトのリスク要因にはどのようなものがあるか知りたい。
  2. リスク予測の具体的な技術について知りたい。
  3. リスク予測のベースとなる基礎技術について知りたい。
  4. ソフトウェア工学分野での研究開発、ビジネスを展開したい。
  5. 大学で研究し、博士号をとりたい(とらせたい)。
講師: 大阪大学大学院情報科学研究科情報システム工学専攻 教授 菊野 亨
大阪大学大学院情報科学研究科情報システム工学専攻 助手 水野 修
(http://www-ise4.ist.osaka-u.ac.jp/index.html)

内容: 「ソフトウェアプロジェクトマネジメント技術」
  ソフトウェア開発におけるプロジェクト管理の重要性が叫ばれてから既に長い年月が経ちます.しかし,その間のソフトウェア開発現場での変化といえば,データ収集の仕組みを整備することがほとんどではなかったのかと思われます.事実,私たちの研究室に相談に来られる企業の方々は口を揃えて「データの収集はしているのだけれども,分析までは手が回らなくて・・・」とおっしゃいます.

たとえ多くのデータを持っていたとしても,ただ持っているだけでは何のフィードバックも得られません.私たちの研究室では企業から提供された実際の開発データを分析し,そこからプロジェクト管理に必要な経験知を引き出すという試みをしています.具体的には以下のような挑戦(成功事例)を紹介します.
  • ソフトウェアプロジェクトのリスク予測手法: ソフトウェアプロジェクトが混乱するか否かを開発の早い段階で判別するために,開発者へのアンケートを利用した確率モデルを作成する.
  • リスクの時系列変化の評価: 上で挙げた混乱予測手法の発展として,開発プロジェクト中に定期的なリスク診断(その時点での混乱の確率の評価)を行って,「早期発見,早期治療」を目指す.
座談会では上記の話題に限らず,ソフトウェアの開発現場で今まさに起こっている問題やその解決について大学側として何ができるかについて,皆様と議論をしたいと考えています.
開催日時: 平成17年3月29日(火)
座談会 15:00〜17:00
懇親会 17:00〜18:00
個別の議論の場として簡単な懇親会を開催しますので、これへのご参加もよろしく御願いします。
場所: 大阪商工会議所 4階402号 会議室(http://www.osaka.cci.or.jp/Shoukai/Map_Tel/shozaichi.html
(〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番8号)
参加対象: IT連携フォーラムOACIS(http://www.oacis.jp/)会員企業・団体に属する方および参加希望企業の方。
 
  
**なお会場の都合上、参加は先着順30名とさせて頂きます。

申し込み方法:
    下記の内容をメールでregistration_zadankaiに送付する。

内容に関する問い合わせ先:
    大阪大学 大学院情報科学研究科 情報システム工学専攻 水野 修(o-mizuno

-----------第17回技術座談会申し込み様式-------------------------------
第17回技術座談会(「ソフトウェアプロジェクトマネジメント技術」

氏名:
会社名:
所属:
住所:
メールアドレス:
電話番号:

参加目的:下記のどれかに○をつけてください(複数可)。該当しない場合は( )内に記述して下さい。

  1. プロジェクトのリスク要因にはどのようなものがあるか知りたい。
  2. リスク予測の具体的な技術について知りたい。
  3. リスク予測のベースとなる基礎技術について知りたい。
  4. ソフトウェア工学分野での研究開発、ビジネスを展開したい。
  5. 大学で研究し、博士号をとりたい(とらせたい)。
(参加目的:                               )
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