IT連携フォーラムOACIS |
第13回技術座談会開催のご案内
―ソフトウェア資産管理・検索システムSPARS-Jの利用体験―
技術座談会は、OACISの活動の一つで、特定のテーマについて議論するもので、月に1回程度開催します。
大学側からは1ないし2研究室の研究内容を紹介し、大学と企業の連携について自由な議論をする場です。
より議論を深めるため、小規模の参加者で行います。
第13回目となる今回は、
Java を対象としたソフトウェア資産管理・検索システムである
SPARS-J
を実際に利用して体験頂けるセミナーを開催致します。
過去のプロジェクトのソフトウェア資産は、 社内でうまく管理できているでしょうか?
SPARS-Jはこのような問題に有効です。
SPARS-J は、 Java のクラスやインターフェイスのソースコードを部品として扱う、 部品管理・検索システムです。 SPARS-J では部品同士の類似性や依存関係といった、 ソフトウェア部品に見られる特性などを解析しDBに蓄積します。 そして、キーワードやパッケージ、クラスの階層に基づいて、 目的となる部品を探します。 また、数十万クラスといった大規模なライブラリの検索も瞬時に行うなど、 スケーラビリティも考慮されています。 SPARS-J の使い方は簡単です。 検索したソースコードをシステムに登録しておけば、 後は Web 検索システムの 1 つである Google よろしく、 欲しい部品のキーワードを入力するだけ、で結果を得ることができます。 詳しくは、http://www.spars.info/ を御覧下さい。
実際にSPARS-Jは、 ある大手企業の社内のソフトウェア資産管理システムとして利用されようとしています。
SPARS-J は、UNIX ベースのサーバ上で開発され、 Windows にも移植されました。今回のセミナーでは、 Windows 版を配布して、実際にお使いいただくことができます。
昔話では、花さかじいさんが自分の育てた犬に教えられた場所を掘ると、 小判がざくざくと出てきました。 あなたも SPARS-J という子犬を育てて、 手持ちの過去のソフトウェア資産から、 いま役に立つソフトウェア部品を見つけてみるのはどうでしょうか?
今回のセミナーは、 ソースコードの検索や、 既存ソフトウェアの再利用に興味をお持ちの方が対象となりますが、 プログラムの解析やリエンジニアリングなど、 ソフトウェア工学に興味のお持ちの方みなさんに、 ぜひふるって御参加いただければと思います。
また、実際に SPARS-J を体験していただいた上で、 SPARS-Jのより実用的な利用形態や発展の方向性についても 御意見を伺いたいと思っております。 OACISに参加されていない方も、参加可能です。 多数の方の御参加をお待ちしております。
なお、本システムの開発は、独立行政法人科学技術振興機構計算科学 技術活用型特定研究開発推進事業の支援を受けております。
記 | |
題名 | ソースコード検索システム SPARS-J の利用体験セミナー |
主催 | 大阪大学大学院情報科学研究科 21世紀COEプログラム ソフトウェア工学工房プロジェクト(代表者:井上克郎) IT連携フォーラムOACIS |
協賛 | 文部科学省リーディングプロジェクト「EASEプロジェクト」 |
日時 | 平成16年7月21日(水曜日) 午後2時より午後5時ごろまで(予定) |
場所 | 大阪大学中之島センター 講義室1 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-32-9 TEL: 06-6444-2100 会場への道順については、中之島センターのページ (http://www.onc.osaka-u.ac.jp/accessmap/body.html) をご覧ください。 |
セミナー概要 |
第1部: 開会 (井上) SPARS-J の概要説明 デモンストレーションと利用方法の説明 第2部: SPARS-J のインストール、利用体験 (各参加者) 意見交換 |
参加費 | 無料
第2部でツールを試用希望の方は、以下をご準備ください
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申し込み方法 | 下記連絡先に、お名前、会社名、メールアドレス、 参加される部分 (1部のみ, 2部のみ, 全部)をお知らせ下さい。 また、セミナー終了後、簡単な懇親会を予定しております。 あわせて、懇親会への参加の有無もお知らせください。 |
連絡先 問い合わせ先 |
〒560-8531 大阪府豊中市待兼山町1-3 大阪大学大学院情報科学研究科 コンピュータサイエンス専攻 松下 誠 電話: 06-6850-6572 FAX: 06-6850-6574 Email: matusita |